診療案内
診療方針
~地域の保健室のような病院を目指して~
急性の体調不良から慢性疾患、漠然とした体調不良など、身体の悩み全般に対してまず相談できる病院を目指しております。
「急な体調不良をなんとかしたい」
「気になる症状があるけれど何科にかかればよいかわからない」
「健康診断で異常を指摘されたが良くわからない」
など、お気兼ねなく相談ください。
ささいな症状や異常が重大な病気の前兆であることもあります。病気の早期発見・治療のためにも放置しないことが大切です。
詳しい検査や専門的な治療が必要だと判断した場合は、連携する病院や専門のクリニックへご紹介いたします。
診療内容
生活習慣病の治療
生活習慣病は偏った食事・運動不足・飲酒・喫煙・ストレスなどが原因となりますので、日々の生活を改善することが必要となります。ですが、ご年齢、お仕事、さまざまな家庭の事情、持病や体力、患者さまの人生観や希望などから患者さまひとりひとり違う対応が必要と考えます。
当院では、患者さまのライフスタイルを考慮し、目標設定と具体的な改善方法をご提案しつつ、患者さまの健康を一緒に協力して目指していきます。
このような症状、ご相談ください。
風邪様症状
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消化器系症状
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腎・泌尿器系症状
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循環器・呼吸器系症状
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その他
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下記のような疾患にも対応しております。
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内視鏡検査について
内視鏡検査とは先端にカメラがついた細長い管を挿入して、鼻や口から食道・胃・十二指腸、肛門からは大腸を、口から声帯を介して気管・気管支などを観察する検査です。
日本では胃がんや大腸がんといった消化器疾患の罹患(りかん)率が高く、がんによる死亡率でも胃がんや大腸がんは長く上位を占めています。胃がんや大腸がんは早期発見と治療により、生活やお仕事に影響なく完治が望める病気です。
検査を受けるタイミングとしては、胃がんや大腸がんは自覚症状がほとんどないため検査以外で発見することは難しいです。そのため胃がん検診や大腸がん検診などの定期的な検査をご検討ください
また、下記のような症状の方は検査をご検討ください。
喉のつまり、痛み
上腹部の痛み、不快感
便が黒っぽい
貧血を指摘された
ピロリ菌がいた方、あるいは調べたことのない方
飲酒、喫煙をする方、あるいは以前していた方
最近体重が減ってきた
胃痛・胃もたれが治りにくい
家族に食道がん、胃がん、大腸がんにかかった人がいる
急に便の出が悪くなった
胃の手術、ポリープの経過観察中 など
胸やけ、胃もたれ、便秘などの良くある症状も思わぬ病気の可能性があります。そのため、早めの受診が大切です。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)について
胃内視鏡検査は、食道・胃・十二指腸の病気(炎症、腫瘍、ポリープ、がんなど)を診断して治療方針を立てることが目的です。
内視鏡を口や鼻から挿入して、食道、胃、十二指腸を観察します。必要な場合には、病変部より組織を採取して、病理組織的検査により良性か悪性かなどを診断します。
当院では経口内視鏡検査、経鼻内視鏡検査、鎮静剤使用の内視鏡検査を行っております。
検査方法について
経口内視鏡検査
咽頭麻酔のみ行い、口から内視鏡を挿入して検査を行う一般的な方法です。
検査時間は6-10分程度ですが、反射が強い方は苦痛が強く感じることがあります。
経鼻内視鏡検査
鼻から麻酔を行い、細いカメラを挿入して観察します。(径7㎜)
メリット
- 経口内視鏡検査より苦痛が少ない(オエっとならない)
- 検査中も会話が可能
デメリット
- 経口内視鏡より画質が劣る
- 径が細いため、送気・送水に時間が少し長くかかる
- 画面がやや暗く、詳細な観察が困難なことがある
- 鼻の線が細い方は鼻の痛みを感じることがある
- 腹部に空気が入り張るような感覚は感じる
鎮静剤使用の内視鏡検査
静脈麻酔薬(フルニトラゼパム)を用いて、意識レベルを落とすことにより、苦痛を少なく行う検査です。
メリット
- 痛みや反射をほとんど感じずに検査が受けられる。
デメリット
- 鎮静剤を使用するため、非常に稀ではあるが呼吸抑制などの副作用が起こりうる。
- 鎮静剤の作用は数時間で切れるが、終日車・バイク・自転車などの運転ができない
胃カメラ検査の流れ
予約について
事前に予約をとっていただきます。
予約するには、電話での予約と受診されての予約が可能です。
予約を取った後は、検査の説明を行い、同意書を確認いただきます。
※電話予約の場合は、電話で検査の予約を取っていただき、検査日前に一度受診いただく必要があります。
検査前日
朝の検査の方・・・午後8時以降は食べないでください。お水は朝まで飲んで構いません。
午前10時以降の検査の方・・・当日の0時以降何も食べないようにしてください。
検査当日
- 朝から絶食です。血圧の薬と少量の水分摂取は可能です。(午前10時以降の検査の方は、検査2時間前までは水分摂取は可能です)
- おなかに空気が入りますので、おなかが楽な服装でいらしてください。
- 検査時には、眼鏡・取り外せる義歯は外していただきます。眼鏡ケース、入れ歯ケースをお持ちの方は、ご持参ください。
- 鎮静剤を使用した場合は、当日の自動車・バイク・自転車などの運転は行えません。
来院後
【処置室にて】
- 体温測定、血圧測定し、体調確認を行います。
- 検査方法によって咽頭麻酔などの前処置を行います。
◆経口内視鏡検査の方
①胃粘膜の気泡・粘液除去のため、消泡液・粘液除去剤を内服していただきます。
②喉に麻酔をするため、咽頭麻酔を行います。
◆経鼻内視鏡検査の方
①胃粘膜の気泡・粘液除去のため、消泡液・粘液除去剤を内服していただきます。
②鼻腔(びくう)に鼻の通過を良くする局所血管収縮薬の点鼻・噴霧を行います。
③麻酔薬を使用し、鼻腔(びくう)を麻酔します。
◆鎮静剤使用の内視鏡検査の方
経口内視鏡の方の①・②の処置を行います。
鎮静剤使用のために、腕に点滴の針を刺入します。
【内視鏡室にて】
- 内視鏡室へ入り、ベッドに横になっていただき、スプレーによる麻酔や検査方法に応じて鎮静剤の投与を行います。
- 経口内視鏡の方、鎮静剤使用による内視鏡の方は、マウスピースをくわえていただきます。
- 検査時間は10分前後ですが、検査内容によっては伸びることがあります。
検査後
- 鎮静剤を使用した場合には、1時間程度処置室のベッドで休んでいただきます。
- 画像をみながら検査結果を説明します。
検査の内容によって、必要な場合は、大きい病院へ紹介するなどの連携を行っております。 - 経過観察でよい場合は、次回どのくらいの間隔で内視鏡を受ける必要があるのか説明があります。
料金について
検査代として、
経口内視鏡検査 | 3,500円 |
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経鼻内視鏡検査 | 3,500円 |
鎮静剤使用の内視鏡検査 | 4,000円 |
全て税込み価格になります。
(3割負担の方の金額です)
検査代に再診料や処方箋料が別途必要になります。
また、必要に応じて組織の検査をした場合、採血などした際には別途必要となりますので、あらかじめご了承ください。
下部消化管内視鏡検査について
大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から挿入して、大腸内をくまなく観察し、がんやポリープ、炎症などを見つけるために行う検査です。
大腸の中を良く観察するためには、便をきれいに出してしまうことが必要です。
検査時間は20-30分程度が一般的ですが、腸が非常に長い方は時間がかかることがあります。また、強い痛みもないことが多いですが、おなかの手術をしたことがある方や生理が非常に重かった方は腸に癒着があることがあり、痛みがつらい場合があります。その場合は、細い柔らかいカメラを用いて対応します。
*当院では沈静下(眠りながら)の大腸カメラは行っておりません。ご希望の方は行っている病院を紹介させていただきます。
検査の流れについて
スムーズな検査を受けていただくために、前日から以下の準備をお願いします。
検査前日
- 朝、昼のお食事の際、そば・野菜・海藻・こんにゃく・果物の種(イチゴ・キウイフルーツなどのつぶつぶのあるもの・ごま・スムージーなど)を控えていただく必要があります。
- 夕食は素うどんかおかゆのみにしていただき、午後9時までに済ませてください。
- 夕食後、午後9時以降は、水・お茶・果肉の入っていないジュース・炭酸飲料は摂取いただいて結構です。水分を摂る量については制限はありませんので、しっかりと水分摂取してください。
- 就寝前には、下剤を服用していただきます。液体の下剤をコップに開けて、水と一緒に服用ください。
※便秘がちの方は、前日の食事に検査食を購入していただく必要がある場合があります。不安な方は医師にご相談ください。
検査当日
- 朝から検査後まで絶食となります。水・お茶は摂取可能です。
- 院内で(もしくはご自宅で)腸管洗浄液を服用していただきます。
腸の中がきれいになるのに、3~4時間ほどかかります。
◆院内で服用される方
大腸カメラと聞くと、便を出しきらないといけないため、大変なイメージがついていると思います。当院では、初めて大腸内視鏡検査を受ける方には、医師・看護師の目の届きやすい場所にある、院内の内視鏡準備室にて下剤を服用していただいております。
検査を受けられる患者さまにリラックスしながらゆっくりと過ごしていただきたいと考えております。
内視鏡専用のトイレもすぐそばにございます。
2回目以降でもご希望の方は、院内での服用が可能です。
院内で服用される方は、9時半に病院へ来院いただき、服用していただきます。
13:30~検査になりますので、13:20に内視鏡室へ移動していただきます。
◆ご自宅で服用される方
大腸内視鏡検査が2回目以降の方は、ご自宅での服用も可能です。
ご自宅で服用される場合は、検査説明の際に、腸管洗浄液をお渡しいたします。
検査は13:30~行いますので、13:20に来院いただきます。
【内視鏡室にて】
- 検査着に着替えていただきます。
- ベッドに左側を下にして横になっていただきます。
- 大腸の動きを抑える目的で、鎮痙薬を右肩に筋肉注射します。
肩を出していただく必要がありますので、肩を出しやすい服装で来院いただくと洋服を脱いでいただく必要がなく、便利です。 - 肛門・直腸を視診し、内視鏡を挿入します。挿入時、力が入ると痛みを感じたり、挿入が困難になったりするため、力を抜いてください。
- 腸の向きにより、体位を変えていただいたり、おなかを圧迫したりすることがあります。医師の指示のもと、看護師が介助します。
- CO₂を入れて腸管を広げながら観察していきます。おなかが張ってくると思いますので、排ガスが出るようでしたら、我慢せず出すようにすると楽になります。痛みがあるときは、我慢せずお話しください。
- 必要に応じて、色素観察を行ったり、組織を採取することがあります。
検査後
- 画像をみながら検査結果を説明します。
検査の内容によって、必要な場合は、大きい病院へ紹介するなどの連携を行っております。 - 経過観察でよい場合は、次回どのくらいの間隔で内視鏡検査を受ける必要があるのか説明があります。
料金について
検査代として、
初診の方 | 5,570円 |
---|---|
再診の方 | 5,150円 |
全て税込み価格になります。
(3割負担の方の金額です)
検査代に再診料や処方箋料が別途必要になります。
また、必要に応じて組織の検査をした場合、採血などした際には別途必要となりますので、あらかじめご了承ください。
胃内視鏡検診・大腸がん検診の二次検診について
仙台市胃がん検診
胃がん検診とは、症状がない時期にできるだけ早く胃がんを見つけ、早く治療する目的で行われています。
その方法には、バリウムを用いる方法(胃部エックス線検査)と内視鏡を用いる方法(胃内視鏡検査)があります。
いずれも死亡率減少効果が証明されておりますので、継続して受診することが重要です。
仙台市胃がん検診での胃内視鏡検査は隔年で受診できます。当院では、胃内視鏡検査を行っております。
内視鏡検診について
経口または経鼻からの検査となります。仙台市胃がん内視鏡検診では、鎮静による検査は行えませんのでご了承ください。
- 方法などについては、こちらの上部消化管内視鏡検査をご覧ください。
自己負担金
70歳以上の方、仙台市国民健康保険加入の方は無料です。
それ以外の方は3,500円かかります。
胃がん(バリウム)検診の二次検診
胃がん検診で行った胃部エックス線検査などで「要精密検査」と判定された方に対し、胃内視鏡検査を行っております。
二次検診は、疾病の予防と早期発見を目的としております。二次検診をすすめられたからといって、必ずしも重大な病気というわけではありません。
ご希望の方はお電話でお問い合わせください。
- 方法などについては、こちらの上部消化管内視鏡検査をご覧ください。
<二次検査は保険医療となりますので、ご予約時に下記をご持参ください>
- 一次健診の結果
- 保険証
- 診察券(当院に受診されたことのある方はご持参ください)
- 服用中の方はお薬手帳
検査費用など
保険診療となります。費用の目安はこちらの上部消化管内視鏡検査をご覧ください。
大腸がん検診の二次検診
健康診断で、便潜血陽性ということで精密検査が必要となった方に対し、大腸カメラの検査を行っております。
二次検診は、疾病の予防と早期発見を目的としております。二次検診をすすめられたからといって、必ずしも重大な病気というわけではありません。
健康診断で認められた所見が、治療が必要なものかどうかを詳しく調べるものです。万が一のことを考え、早めの二次検診をご検討ください。
ご希望の方はお電話でお問い合わせください。
- 検査の方法などについては、こちらの下部消化管内視鏡検査をご覧ください。
<二次検査は保険医療となりますので、ご予約時に下記をご持参ください>
- 一次健診の結果
- 保険証
- 診察券(当院に受診されたことのある方はご持参ください)
- 服用中の方はお薬手帳
検査費用など
保険診療となります。費用の目安はこちらの下部消化管内視鏡検査をご覧ください。